投資するメリットは分配と総会の議決権

株式に投資をする目的は、多くの人にとって資産を増やすことでしょう。買った株を保有して、それを長期的に持つことで値上がりするのを待つというのが基本的な投資の方法です。資産を増やすことができれば良いというのなら、ほかのものに投資をしても良いわけですが、株式ならではのメリットもあります。

いろいろなメリットがあるのですが、そもそも株式会社にとって株主はオーナーであるという点に注意しなければなりません。もしもその会社が発行している株式のすべてを取得すれば、取締役に就任することもできますし、会社の重要な決定事項を決めることもできます。代表取締役に就任して、ほかの取締役を自分の息のかかった人ばかりにすれば、自由にコントロールできるでしょう。

オーナーですから、自分のものと言っても言い過ぎではありません。多くの人にとって全株式を取得するのは難しいですから、その会社の一部が自分のものだという感覚が正しいでしょう。自分のものですから、その会社が稼いだ利益の一部をもらうのは当然の権利です。これが配当金と呼ばれて、決算によって利益が確定すると、その利益の一部が分配されます。分配される金額は、例えば利益の3割といったように経営陣が決めます。

分配以外では、総会での議決権があります。株式会社は総会を開いて決算報告をするなど、株主に対して情報公開や重要事項の決定などを行います。その際に、賛成するか反対するのかを投票する権利があります。これが議決権で、総会で大事なことを決める際には、株主はそれに参加できるのです。

このように株式への投資というのは、多くの人は資産を増やすために行うものなのですが、会社経営に深く関わるものだという点に注意しましょう。